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分析する年数
●データの量はできるだけ多いほうがよいが、時の試練に耐えられないシステムや
指標が多い。あまりにも古くさかのぼって検証すると、システムの効果が薄れてしまう。
システム開発者はたいてい、10年の過去データを検証する。最高の結果を示すことが
できるからだ。検証期間については、各自が判断しなければならない。
●長期にわたるデータを分析する必要はない。バックテストで可能であれば、少なくとも
100のトレードは必要だろう。システムの効率性に本当に関心があるなら、検証する
トレード数は多ければ多いほどよい。
●トレーディングシステムは紙幣印刷機ではない。つまり、一回の利益から次の利益を
生み出すものではないのだ。トレーディングシステムは、最終結果として利益をだす
ものである。負けはたくさんあって価値はほとんどない。ストップロスを使用して、大きく
なりそうな負けを食い止めるのだ。
<strong>勝率</strong>
●この統計値は、皆さんが考えるほど重要ではない。実際、65%以上の勝率を誇る
システムなどほとんどない。サンプルのトレード数が多いほど、この数値は小さくなる。
勝率が30%程度のシステムでも十分である。逆に言えば、勝率80%のシステムでも
良くないことがある。勝率が高くても、負けトレードの平均が大きくて勝ちトレードの
平均が小さいシステムは良いシステムとはいえないのだ。
バーンスタインのデイトレード実践より引用
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